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「揉んでもすぐ戻る」のはなぜ?姿勢を保つ「深層の筋肉(腹圧)」の科学

執筆者の写真: ひいらぎ整骨院
ひいらぎ整骨院
9月9日
読了時間: 2分

「マッサージを受けた直後はラクになるのに、気づくとまた肩や腰が重くなっている…」


前回の記事で「筋肉が固まる原因は、別の場所にある姿勢の崩れや負荷(延長性緊張など)にある」とお伝えしました。では、なぜ骨格を整えたりほぐしたりしても、すぐ元の崩れた姿勢に戻ってしまうのでしょうか?


その答えは、身体を内側から支える「インナーマッスル(腹圧)」の機能低下にあります。


1. 論文データが示す「姿勢の保持」と「腹圧」のメカニズム


運動器の安定性に関する有名研究(Panjabiの理論やHodgesらの筋電図研究など)によると、脊柱(背骨)を安定させるためには、表面の大きな筋肉(アウターマッスル)ではなく、お腹の深い位置にある筋肉群(腹横筋・多裂筋・横隔膜・骨盤底筋群)が先に働く必要があると判明しています。


 「腹圧(IAP:腹腔内圧)」による柱の役割

これらの深い筋肉が協調して働くことで、お腹の中に「空気のクッション(腹圧)」が生まれます。これが体の内側から背骨を押し支えることで、腰や肩にかかる負担を大幅に分散させています。


 腹圧が抜けると何が起きる?


腹圧がうまく機能していないと、上半身の重み(約50kg前後)を背中や腰の表面の筋肉だけで必死に引き伸ばされながら支えることになります。そのため、施術で表面をほぐして一次的に柔らかくなっても、立ち上がって重力がかかった瞬間に再び表面の筋肉が緊張し、数時間で元の状態に戻ってしまうのです。


2. 1分でできる!腹圧を入れる「ドローイン・リセット」

表面を解した良い状態をキープするには、お腹の奥のスイッチを入れるセルフケアが不可欠です。


1. 仰向け(または椅子に浅く座る)になり、両手を下腹部に当てます。

2. 鼻から息を大きく吸い、お腹を膨らませます。

3. 口から「細く長く」息を吐き切りながら、おへそを背骨に引きつけるように凹ませます。

4. 凹ませた状態のまま、浅い呼吸を10秒キープします(3回繰り返す)。


まとめ


表面を「解す」+内側から「支える」

「すぐ戻ってしまう」とお悩みの方は、筋肉を解すだけでなく、身体を内側から支える腹圧の機能を呼び戻すことが根本改善への近道です。


当院では、固まった筋肉や骨格の調整に加え、良い姿勢を維持するための身体の使い方まで丁寧にサポートいたします。ぜひ一度ご相談ください!

 
 
 

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